カラフルで、国によって特徴のある民芸品。
旅行に出た際のお土産選びは醍醐味の一つでもありますよね。
特に手作りの作品は、一つ一つに個性があり、作った人の愛情がこもっていて、見ているだけでほっこりと温かみを感じるもの。私はそんな手作りの民芸品が大好きです。
中南米では先住民の人々が彼らの伝統を活かして様々な商品を作り続けています。
物価の低い中南米だから、民芸品も割と安く売っていたりするのかなーと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こだわりやディテールにこだわった手作り商品は結構お高くついたりします。
現地に住む私から、皆様にお願いしたいこと。
この商品にこの料金だったら日本でも買えるなー、って思うこともあるかもしれませんが、想像してみて下さい。
先住民の人々の暮らしは、物が溢れるスーパーが近所にいくつもあって、電気やきれいな水が常に行き届き、きれいな病院が設備され、探せばいくらでも仕事が見つかるような生活ではないんです。
ある島に暮らす人々は、乾季になると貯水していた水が足りなくなるので、ボートできれいな水が流れている川まで生活水を探しに行かなければなりません。
ある島には電気が通っていないので、必要最低限の電気はソーラーパネルを利用しています。もちろんソーラーパネルさえないところも。。。
ある民族は、まだまだ”伝統”を重んじる為、好きな人と恋愛することができず、強制的に15歳で親に定められた相手と結婚、妊娠を経験します。
彼らは、きっと、不自由なく生活する私達日本人には想像のできない生活をしていたり、人生を送っていたりするんです。
それが良いか悪いかではなく、皆さんにはそういった環境を理解して欲しい、ということです。
先住民の人々は、きっと、私達日本人より遥かに限られた選択肢の中で生きているんです。
彼らは、伝統や文化を守るために彼らの人生を捧げます。
だから、彼らが作る民芸品にはたくさんの歴史が隠され、愛情が込められていて、それぞれが輝いています。
当店で扱う商品は、すべて現地で買付をしている一品物です。
フェアトレードを重んじ、彼らが提示する適正な料金で販売しています。
皆様には当店で扱う作品の価値をご理解頂けると幸いです。
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